グレイトフル・デッドの神マーケティングで儲けろ
こんにちはジミーです。
グレイトフル・デッドという1965年結成のアメリカのロックバンド。ご存じでしょうか。
僕はぶっちゃけ知らないです。が、起業家の先輩から彼らのマーケティングの凄まじさをお聞きし、これは革命レベルだと思ったので、メモがてら書いていきます。
彼らは当時からしたら最新の革命的なマーケティングを採用して、自身の曲を広めていったのです。
現代でそれを使ったとしても、全然通用するというかむしろ使っていないライバルが多すぎるので、これ使ったら最強だよなというマーケティングを多用していました。
施策はたくさんあるのですが、1つ今回は話します。
それが『ライブの録音の許可。そしてその録音を他人と共有することの許可』です。
これは今でも非常識だと思います。有料のチケットを購入した人限定で足を運べる貴重なライブが、録音され、さらに勝手にどんどん有料チケットを買っていない人にまで広まってしまう。
今でいえばCDやチケットを無料でばら撒いているようなものです。
しかも彼らは録音専用のスペースまでライブ会場につくって、録音はむしろ推奨までしていたそうです。
当時のアメリカ現地のファンである高校生、ジョン（仮想人物）になりきって、当時の日記というか中継を書いてみる。
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やっべー今日は楽しすぎた。
グレイトフル・デッドまじで
刺激的すぎるっしょ。ぱねー。
てか録音OKとか普通に
半分嘘だとおもってビビりながら
最初やったけどさ、
マジでOKなんかよ。やばすぎ。
しかも録音専用の席まであったぞw
常識ぶっこわれやんこんなの。
てかなんでこの録音の共有もタダなんだ。
これ無料でCDもらっているみたいになるじゃんか。
ようわからんな。儲けはどうでもいいって感じ？
まあ、いいか。それにしても楽しすぎた。。
録音聞いてみよっと。
うおおおおおああああああああああ！！！！！！
やっべーーー！！！
ライブの音が生きてるじゃんかよおおお！！！さいこうだぜ！！！
いやまじで盛り上がったな。。。
録音聞くだけで痺れるわ。
これだよこれ。
いやー最高。
明日学校でカーリーとサムとスペンサーにも教えてあげよ。
あいつらロックすきだし。誘ったら一緒にいけるかも。
実は俺サムのこと好きなんだよな。サムとライブいけたら最高だな。。。
よし！今日は寝て明日みんなに聞かせよ！
、、、、、、、、
グッドモーニングエブリワン！
聞いてくれよみんな。
昨日さ最高のロックバンドのライブにいったんだよ。
グレイトフル・デッド！知ってんだろ？
いやマジで色々やばすぎてさ、
痺れんのよすべてにおいて。
でさ何がやばいかって、
ライブ中に録音していいんだよ。
カーリー「え？？締め出されないの？」
いやマジでw全然怒られないし、むしろ推奨までされてるんだよ。
だって録音の専用席とかあってさw
サム「専用席、、、？なにいってんの？理解できないわ」
いやだから、専用席だよ。録音するための専用の席があるってことw
客が録音をするための席が用意してあるの。
「ええええええ。すっごい楽しそう。」
ほらそうだろ！
俺が昨日行ったライブの音も全部ここに録音されてんのよ。
やべーだろ。
あそうだ。今日みんなで俺んちこいよ！
昨日のライブみんなで聞こうぜ。マジで痺れるからよ。
でさ今度ライブみんなでいこうぜ。
「いやでもグレイトフル・デッドそんなに好きくないしなー」
いやいやいやわかるよ。俺も最初はあんま興味なかったんだけど、ライブ行ったらどはまりよ。
まずは騙されたと思って聞いてみ！！
ほらカモン！！
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ジミーです。過去のアメリカのジョンから戻ってきました。
ジョンはサムが好きみたいですが、普通にみんなをライブに誘ってましたね。いいやつだ。
まあそれはよくて、これは僕が創作した話なんですが、
ですが当時これと同じようなことが起こっているのはまあ間違いないでしょう。
彼らはCD、いや当時はレコードかな。それらの売り上げを捨てて、「体験価値」を売ったのです。
録音を許可するということは、どういうことか？
『共有』が簡易化されるということです。
ってどういうこと？となったと思うので簡単に書きますと、
めちゃくちゃ広まるようになったということです。
たとえばこれと同じような施策で
イメージがつきやすいのは
レンタカーとかですね。
車を買うのは高くて無理って人も
レンタカーであれば借りるのは安いから
車を楽しめる。。。
1つの車で多くの人が楽しめる。
本来車に乗れない人も車で
楽しむ体験ができる。
これとグレイトフル・デッドの施策も
全く同じです。
本来ライブにいけないような人にも
彼らの歌が届く。
体験価値を与えることができる。
で、その結果ライブにもきてくれる。
ファンが増える。からこそ更に広まる。
無料でどんどん情報が共有されていって
ファンが勝手に増えていく。
グレイトフル・デッドが自ら
営業活動をしなくても
ファンが勝手にファンを自動で
増やしてくれる。
増やし続けてくれる。
そりゃー広めたくなるよなと。録音なんてアホみたいなことしてふざけているのか。とメディアや他のアーティストたちが叩いているところで、堂々と録音専用の席まで用意しているっていうw
そりゃーね。みんな感動してファンになるわ。
友達にも広めたくなるし、家族にも当然のように共有する。
自分でも何度も何度もその録音を聴きまくるでしょう。
自分が参加したという感覚はファンを作る上で非常に大事になります。
俺このライブに参加したんだぜ。って言いたくなります。自慢したいのです。
ドラマとか映画のエキストラに自分が出ていると、それに当事者意識が芽生えて、それが好きになってしまう原理と一緒です。
人間は当事者意識を持つと、自分の中でその存在が大きくなっていきます。
AKB 48もこれを同じマーケティング手法をやりました。
CDではなく、握手に価値をつけて、売った。握手によって「体験価値」を与えた。
体験をすることによって当事者意識が芽生え、AKBが大好きになる。
体験というものは値段では変えられません。相手の人生に大きく影響を与えるほどの価値を生みます。そうなってしまったらファンにならざるを得ないでしょう。
だって冷静に考えてみたら、アイドルがファンのおっさんと握手しまくって、ほぼセクハラみたいな握手をするようなキモいおっさんもなかはいるって、やべえだろって話なわけですよ。
僕はロックバンドのメンバーとして活躍していくことはないでしょうし、握手会をするアイドルになるつもりもありません。
ですが、彼らから学ぶことは大量にあります。
だって彼らはたくさんの沼ってる大ファンをつくっているわけですから。手動で1発最強のファン化から、自動のファン化まで。
で、このファン化の裏には必ず何かがあるはずなのです。グレイトフル・デッドの録音然り、握手会然り。
運だけでとかはありえないのです。絶対、戦略があります。
だからこそ、僕は学びます。
大きな成功をおさめていった人間たちから学んでいけば、大幅にショートカットした人生を歩むことができます。
うちの会社でも握手会とはいわずとも近いイベントでファン化を狙うことは可能ですし、歌って踊らなくても、似たようなことはできます。
事実、僕と会ったその日に、ジミーさんと出会えてよかったですと長文のお手紙をお送りくださる方はたくさんいます。
僕のブログやYouTube、メルマガなどをみて、「人生に希望が芽生えました」と言ってくださる方もたくさんいます。
このようにレバレッジをかけて価値を提供できる。しかも自動で。
インターネットが存在する時代に生まれた僕らだからこそ、そういった革命的なことができてしまう。
この凄まじさをまだまだ世の中に伝えていきたいなと。
まだまだ欲張って、
何億だろうと何十億だろうと、
価値を広げまくっていこうと思います。
それでは。
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